「日米は意識を調整して中国海軍の要求に応えるべき」

タグ: 太平洋海域 東中国海 中国軍

発信時間: 2010-05-13 14:50:57 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

論評はさらに、中国メディアは中国海軍の東中国海と南中国海における動向について前向きな説明をしており、中国は確固とした自信を持って近代化された海軍を通じて上述した海域における伝統的権益を守ると共に、領海に対する主権上の要求を守る用意ができた、と推測していると論じている。中国が東アジアにおいてより責任ある姿勢を取るに伴い、中国海軍艦艇の国際海域における軍事演習はより頻繁になるだろう。西太平洋地域に、仮に米国がかなりの戦略的防衛力をシフトするとすれば、中国海軍力の強化が必要となり、そうなれば自然、中国海軍の転化は50年余り続いてきた東アジアと西太平洋地域の戦略的枠組みに変化をもたらすことになる。

しかも変化は「前向き」であっても、中国は中太平洋において米国に挑む意図はまったく抱いておらず、近海においても日本と軍事衝突を起こす意図はないものの、自らの核心的益を守るためには代価を惜しまない。西太平洋地域は世界の平和と安定にとって極めて重要であり、それにはすべての主要国の参与が必要であり、将来の西太平洋にはいかなる独占者もいなくなり、米国や日本及びその他の多くの世界の強国は「侵略的」に海事能力を拡張するだろうが、中国の行動を考慮すれば、彼らはその視点を見直す必要がある――世界範囲においていわゆる「勢力範囲」を独自に享受する統治・時代はすでに終結したのだと。

台頭する中国海軍の目標は近海の防衛、貿易ルートと全世界の中国公民の保護であり、当今の中国が第2次世界大戦後に米国が打ち出した海上戦略体系に依存して自らの地球的規模の利益を守るとはまったく想像できず、絶えず増強する中国海軍は中国の平和の台頭のシンボルであり、多くの国はすでに台頭する中国が世界の脅威でないことを認めており、仮に真にこのように考えているなら、強大になった中国海軍を理解できるはずだ。中国海軍は引き続き確固として中国の権益と要求を堅持していく、それは高らかなかつはっきりしたシグナルである。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年5月13日

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