胡錦涛主席とインド大統領が会談

タグ: インド大統領が10年ぶりに訪中

発信時間: 2010-05-28 16:53:39 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

人民大会堂で行われたパティル大統領の歓迎式典

胡錦涛国家主席は27日午後、インドのプラティバ・デヴィシン・パティル大統領と人民大会堂で会談した。両首脳は中印戦略的協力パートナーシップの一層の発展などの共通関心事について踏み込んで意見交換し、幅広い共通認識に至った。

胡主席は「中印両国は山水相連なる隣邦であり、両国民には長い友好交流の歴史がある。国交樹立以来60年間、双方の共同努力の下、両国関係はたゆまず前進してきた。21世紀に入ると両国は平和・繁栄志向の戦略的協力パートナーシップを構築。両国協力の深化に向けた「10の戦略」を定め、両国関係を新たな発展の段階へと押し上げた」と述べた。

胡主席は「新たな時代と情勢の下、両国の指導者は引き続き2国間・多国間チャンネルを通じて経常的な会談を行うべきだ。双方は各対話・協議枠組みの役割を十分に発揮し、戦略的意思疎通を強化し、政治的相互信頼を増進すべきだ。両国の政府、立法機関、政党は積極的に相手国側と交流し、両国関係の持続的・健全・包括的な発展を促すべきだ。双方は引き続き潜在力を発掘し、2国間貿易の規模を拡大し、財政・金融・農業・科学技術・林業・環境保護分野の協力を積極的に推進し、両国企業の相互投資の拡大とプロジェクト受注協力にゆとりある環境を築くべきだ。開放・互恵・ウィンウィンの原則を堅持し、あらゆる形の保護主義に共同で反対すべきだ。多角的な場での協調や協力を一層強化し、世界金融危機・気候変動・エネルギー安全保障・食糧安全保障などグローバルな問題への対応で協力すべきだ。引き続き中ロ印、BRICs、BASIC、G20などの枠組み内で緊密な意思疎通や協調を保ち、国際問題における発展途上国の代表性や発言権を強化し、発展途上国の共通利益を拡大・保護すべきだ」と述べた。

パティル大統領は「国交樹立60周年を契機に、両国関係の一層の前進を中国側と共に促していきたい。経済貿易関係は印中関係の柱だ。両国が共に努力して、両国の定めた貿易目標を達成することを希望する。両国はCOP15で緊密に協力し、発展途上国の利益を守った。世界金融危機や気候変動などグローバルな問題で引き続き中国との協力を強化し、BRICsやG20といった多角的枠組み内で協調を強化していきたい」と述べた。

「人民網日本語版」2010年5月28日

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。