日本など各国の「サイバー戦」軍備

日本など各国の「サイバー戦」軍備。 サイバー戦争とは、情報化を背景とした、コンピュータおよびインターネットを基本ツールとし、ネットを通じたサイバー攻撃・防御が手段となる、全く新しい戦争行為だ。米軍の重要なシンクタンクであるランド研究所はこのほど、「工業時代の戦略戦争は核戦争だったが、情報時代の戦略戦争は主にインターネットを通じたサイバー戦争だ」と指摘した…

タグ: 工業時代 核戦争 情報時代 サイバー戦争

発信時間: 2010-06-18 11:33:13 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

米軍の重要なシンクタンクであるランド研究所はこのほど、「工業時代の戦略戦争は核戦争だったが、情報時代の戦略戦争は主にインターネットを通じたサイバー戦争だ」と指摘した。

サイバー戦争とは、情報化を背景とした、コンピュータおよびインターネットを基本ツールとし、ネットを通じたサイバー攻撃・防御が手段となる、全く新しい戦争行為だ。

 

中国に「サイバー司令部」は必要 9割超のネット利用者

 韓国軍が「サイバー司令部」新設へ

▽英国

2001年、数百名のコンピュータ・エキスパートからなる諜報部所属の「ハッカー」部隊が秘密裏に結成された。2009年6月25日、初の国家インターネット安全戦略が打ち出され、サイバーセキュリティ局(OCS:Office of Cyber Security)、サイバー・セキュリティ操作センター (Cyber Security Operations Centre) という2つのサイバー・セキュリティ新部門の設立が宣言された。2部門はそれぞれ、政府各部門のネットワーク・セキュリティ業務および、政府・民間機構の重要なコンピュータシステムのセキュリティ保護業務を担当している。

▽ロシア

1990年代にネットワーク情報セキュリティを担当する情報安全委員会が設立されたほか、2002年には「ロシア連邦情報セキュリティ学説(Doctrine of information security of the Russian.Federation)」が打ち出され、ネットワークを通じた情報戦が第6世代戦争と位置づけられた。

ロシアはすでに多くのネットワーク・エキスパートを有し、アンチウイルス技術では世界トップを走っている。ひとたび脅威・需要が発生すれば、これらの人材と技術はすぐに軍用に転換されるだろう。

▽インド

インドはインターネット技術への精通と、インターネットのもたらす戦争効果の認識を基礎とし、自主開発・軍民協力という原則を貫きつつ、大量の人的・物質的資源を投入し、インターネット技術、パスワード技術、チップ技術および操作システム面において、独自の体系を形作ってきた。

高速ブロードバンドおよび「第3の目」と呼ばれる海軍機密データ伝送ネットワークの完成により、インド軍は将来のサイバー戦争におけるメリットをさらに高めた。インド軍は、完備された防御システムのほか、サイバー攻撃を作戦に組み込み、敵国の指揮とコントロールシステム、武器システムを麻痺させるようなネットワークシステムを打ち立てることを明確に指摘、陸軍本部・各軍エリアおよび、重要軍事部門はそれぞれサイバー・セキュリティ機構を設立した。

また一方では、民間のエキスパートを雇い、軍事学校の生徒にハッカー技術を教えるなど、将来のサイバー戦に備えて人材を徐々に育成している。

1   2    


コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。

一覧同コラムの最新記事