温家宝総理の招集する国務院常務会議は23日、法治行政のさらなる推進について検討を行った。
会議は「国務院は04年3月に『法治行政全面推進実施綱要』を制定・施行し、法治政府の構築という目標を打ち出した。これは民主政治の整備を強化し、法治を推進する重要なステップだった。それから6年間、国務院は毎年法治行政の全局に関わる重点的取り組みについて計画を立て、各地区・部門はこれを実際と結びつけて貫徹実施し、法治行政の取り組みは重要な進展を遂げた」と指摘。
また「現在わが国の法治行政制度がなお未整備であること、法治行政を堅持しなかったり、物事の処理において厳格に法に則らない問題が一部地方・部門でなお目立つことを、はっきりと認識しなければならない。今後の一定期間においては、『綱要』の実施を強化し、法治行政を全面的に推進し、政府の執行力と公衆からの信頼度を不断に高め、法治政府の構築という目標の実現に努めなければならない」と強調した。
「人民網日本語版」2010年6月24日