外交部の秦剛報道官は22日北京での定例記者会見で、「現在の情勢下で、G20サミットの参加者は、世界経済の復興を促進するため、どのようにして意思を疎通し協力を強化できるのかを検討すべきだ」と語った。
秦剛報道官は、「今回のサミットは、国際経済がやや回復しつつあるものの、基盤が固くなく、しかも不均衡の中に進んでいるという背景の中に開かれる。出席者にとっての当面の急務は、世界経済の回復を推し進め、また、世界経済の強く、持続可能で、かつバランスの取れた発展を促進するため、どのようにして意思を疎通し協力を強化できるのかを引き続き検討すべきだ」と語った。
秦剛報道官は、「中国は、主動的、コントロール可能で、かつ徐々に推し進めるという原則に基づき、人民元為替レート形成メカニズムの改革を推し進め、人民元為替レートを柔軟化させることを堅持する」と語った。
「中国国際放送局 日本語部」 2010年6月22日