中国人民解放軍総参謀部の馬暁天副参謀総長は1日、香港のテレビ局「鳳凰衛視」の取材を受けた際、「中国の領海にとても近い黄海でこのような合同軍事演習を行うことに、私たちは非常に反対である。彼らの演習に対して、私たちはすでに『断固として反対する』という姿勢をはっきり示した」と語った。これに対し、韓国メディアは重大な関心を寄せている。
馬暁天副参謀総長
3日付の韓国紙「中央日報」の報道によると、これまで、中国は政府系メディアを通じて、黄海における米韓合同軍事演習に不満を表してきたが、解放軍側の最高クラスの指導者が公に姿勢を表明したのはこれが初めてだという。
これについて西側メディアは、中国からの反対やプレッシャーにより、6月に予定された米韓合同軍事演習は7月に延期され、規模も縮小されると報じた。
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