ポーランドと米国は3日、ポーランド南部の都市クラクフで、ポーランドのミサイル防衛システム配置に関する協定の付属文書に調印した。
ポーランド外務省のナイデル次官と米国のファインスタイン・ポーランド駐在大使が両国政府を代表してこの文書に調印した。この文書は2008年両国が調印した、ポーランドでのミサイル防衛システム配置に関する協定の付属文書で、主な内容は米国のオバマ政権が2009年発足した後、行われた改正だ。
調印式に出席した米国のクリントン国務長官は、「このミサイル防衛システムはポーランドやヨーロッパ、及び米国の盟友がいかなる方面からの脅威も受けないよう保護するものだ」と述べた。
ポーランドのシコースキー外相は、「ポーランドの隣国、特にロシアは、米国がポーランドにミサイル防衛システムを配置することを敵対行為だとするべきではない」と述べた。
「中国国際放送局 日本語部」 2010年7月4日