インド宇宙研究機関(ISRO)は現地時間12日午前9時20分頃、同国東部アーンドラ・プラデーシュ州のスリハリコタ宇宙センターからロケット一基を打ち上げ、人工衛星5基を予定の軌道に送り込むことに成功した。ISROのラーダークリシュナン総裁は「全ての衛星が分離に成功し、軌道に送り込まれた」と発表した。
今回打ち上げたロケットは全長44メートルで、インド、アルジェリア、カナダ、スウェーデンの人工衛星計5基、総重量819キロを積載。中でも注目されるのがインドの開発した重量694キロの高解像度遠隔探査衛星だ。
PTI通信によると最新鋭の同衛星は、撮影範囲9キロ、空間解像度0.8メートルのフルカラーカメラを搭載している。
「人民網日本語版」2010年7月13日