人民大会堂で行われたフェルナンデス大統領の歓迎式典
胡錦涛国家主席は13日午後、国賓として中国を訪問しているアルゼンチンのフェルナンデス大統領と人民大会堂で会談した。両首脳は交流を強化し、協力を促進し、両国の戦略的パートナーシップの踏み込んだ発展を図る考えで一致した。
胡主席は「現在の情勢の下、両国は政治関係の深化に力を入れ、相互理解と相互信頼を強化しなければならない。各レベルの対話や協議を強化し、互いの核心的利益に関わる重大な問題において引き続き固く支持し合うべきだ。経済貿易協力の強化に力を入れ、相互利益と共同発展を図るべきだ。アルゼンチン側と共に措置を講じて、両国間貿易や双方向投資の安定・拡大を図り、貿易・投資の円滑化を促し、鉱業、交通、金融、農林業、牧畜業、インフラ整備、石油・天然ガス開発などの分野で協力を推進していきたい」と表明した。
フェルナンデス大統領は「アルゼンチンは一貫して『1つの中国』政策を堅持し、中国の国家主権と領土保全を尊重し、台湾・チベット問題では中国側の立場を揺るがず支持している。両国の経済貿易協力は急速に発展し、すでに中国はアルゼンチンにとって重要な貿易パートナーとなっている。アルゼンチンは中国との相互利益に基づく貿易関係の構築に尽力している」と表明した。
会談後、両首脳は「中華人民共和国とアルゼンチン共和国の共同声明」など、2国間協力文書の調印式に出席した。
「人民網日本語版」2010年7月14日