24日、王家曙ダム鎮和諧村郎楼庄台の王文生さん(70代)の家で話をする温総理。
23日、漢口・竜王廟の堤防脇の展望台はすでに水没。温総理は深さ30センチ余りの水の中を歩き、被害状況を視察した。
淮河上流は今月に入ってから広範囲の豪雨に3回見舞われている。淮河の本流や一部支流では警戒水位を超える増水が生じ、一部地域では冠水被害も深刻だ。温家宝総理(中共中央政治局常務委員)は淮河の増水状況を非常に気にかけており、武漢市で長江流域の増水対策を視察した後、24日早朝に飛行機で安徽省阜陽市へ向い、午前10時ごろに王家曙ロダムの水門に到着した。温総理は増水被害・対策について報告を受けた後、ダム水門の制御室へ上がり、担当職員をねぎらった。温総理は「みなさんがしっかりと守っているこの持ち場は何千何万の大衆の命に関わり、その責任は重大だ。われわれはこれを使用したくはないが、その準備はしっかりしなければならない。使用するのであれ使用しないのであれ、目的はただ一つ。人々の命や財産を守ることだ」と述べた。
温総理は同日午後に阜南県で会議を召集。淮河の増水対策について報告を受けた後、重要な指示を出した。温総理は「水利建設の強化を決意し、淮河の自然災害防御能力を抜本的に高めなければならない。流域各省は国務院淮河治水事業会議の指示と計画に従い、治水事業を継続し、各種問題の解決に力を入れ、淮河の安全を確保し、人々に幸福をもたらさなければならない」と指摘した。
「人民網日本語版」2010年7月26日