朝鮮中央通信は7月31日、「米国の好戦分子の最近の活動によって、朝鮮半島情勢は『極度に悪化』し、『戦争前夜』状態に陥り、北東アジア地域の平和と安定は深刻に破壊された」とする「告発書」を発表した。
「告発書」は「米韓は7月25日から28日にかけて挑発的な大規模洋上合同軍事演習を実施した。その規模、内容、場所、および過程から見て、これは朝鮮に対して先制攻撃を行うためのものであり、第2次朝鮮戦争の発動を企む前奏だ。米韓は年内にさらに10数回の軍事演習を実施する。これは米国が当地域での兵力を増強し、戦争の火遊びをすることで、朝鮮半島情勢を『爆発性』の危険な局面へさらに推し進めることを示している」としている。
「告発書」はまた「今年は朝鮮戦争勃発60周年にあたり、米国は深く反省し、われわれからの平和協定締結提案に積極的に応じるべきだ。それなのに米国はさらに狂ったように朝鮮に対して戦争を挑発している。これは朝鮮の尊厳と自主権に対する許すことのできない挑発だ。米韓が執拗に新たな戦争を挑発するのなら、わが軍と人民は全ての自衛力を動員し、侵略者を一挙に殲滅する」としている。
「人民網日本語版」2010年8月2日