ロシアのメドベージェフ大統領は2日、「2012年の次期大統領選挙に何が起こるか、誰が立候補するかはわからない。私かもしれないし、プーチン首相かもしれない、他の人間かもしれない。もっとも、確かなことは、私はプーチン首相とは競争するつもりはない」と述べた。大統領は、こうした競争はロシアにとって有益ではなく、ロシアのために、どのような情況下でも候補者は大局に基づかなければならないとしている。
2期連続で務めたプーチン氏は2008年に退任し、首相となった。プーチン首相は2012年に再び大統領選挙に参加する資格と条件を備えることになる。プーチン首相とメドベージェフ大統領はともに2012年の大統領選挙に対して曖昧な態度をとっているが、ロシアの政治分析家の多くはプーチン首相は必ず大統領選挙に参加すると予測している。
ロシアの独立の民意調査機関が7月に行った民意調査によると、2012年の大統領選挙問題について、プーチン首相の支持率はメドベージェフ大統領の2倍だった。
「人民網日本語版」2010年8月4日