イラン外務省のメフマンパラスト報道官は3日の定例会見で、「米国には確かにイラン攻撃計画がある」としたマレン米統合参謀本部議長の先日の発言について、「軽率で、米国の中東地域での失敗を隠そうとするものだ」と指摘した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
メフマンパラスト報道官は「われわれは米高官がいい加減な発言をするのを目にし続けている。こうした発言には、中東で失敗した米国の怒りと落胆が現われているようだ」と述べた。
マレン議長は1日の米NBCテレビのインタビューで「米国には確かにイラン攻撃計画があるが、軍事的手段は優先的な選択肢ではない。問題となっている核計画をイラン政府に放棄させる最良の方法は、現在もなお、多国間の外交努力と国際的な経済制裁だ」と述べた。
「人民網日本語版」2010年8月5日