南アフリカ大統領の歓迎式典 |
胡錦濤国家主席は24日午後、南アフリカのズマ大統領と人民大会堂で会談した。両首脳は伝統的友情の発揚、全面的協力の強化について幅広い共通認識に至り、両国関係を包括的戦略パートナーシップへと高めることで一致した。
胡主席は「国交樹立以来の12年間で、中国と南アフリカの関係は全面的・急速に発展した。両国首脳は緊密に交流し、戦略対話は大きな成果を上げている。台湾など重大な問題において、南アフリカは中国を断固支持している。われわれはこれを称賛し、感謝している。各分野の両国協力はたゆまず拡大し、良い基調にある。世界金融危機対策、気候変動、ドーハ・ラウンド、アフリカの平和と発展といった国際・地域問題でも、双方は良好な協調・協力を維持している」と述べた。
胡主席はまた「中国は南アフリカとの関係を非常に重視している。両国関係深化の新たな目標や要請に照らし、包括的戦略パートナーシップの踏み込んだ発展のために、南アフリカ側と共に努力していきたい」と述べた。
ズマ大統領は「南アフリカと中国は非常に良好な関係にある。両国首脳は頻繁に接触し、両国関係や関心を共有する重要な問題について意見交換している。これは両国および両国民間の相互理解や友情の強化にプラスだ。現在すでに両国関係は包括的戦略パートナーシップに発展し、各分野をカバーする実務協力が行われている。南アフリカは両国関係の順調な発展に非常に満足している」と表明した。
会談後、両首脳は「中華人民共和国と南アフリカ共和国の包括的戦略パートナーシップの構築に関する北京宣言」など2国間協力文書の調印式に出席した。
「人民網日本語版」2010年8月25日