日本は今週インドとの最終会談を行い、両国の経済協定における重点内容を確定する予定だ。インドのカルカッタニュースサイトが9月4日に掲載した文章によれば、中国とインド、日本の関係に「不協和音」が生じているという。インドは今、日本との戦略及び経済協力拡大に向けた動きを見せている。
文章によれば、インド商工部商務秘書ラフル・クッラー(Dr. Rahul Khullar)(商務次官)が9月7日に来日、10月にシン首相が日本を訪れる前に「包括的経済提携協定」確定を目指しているという。この協定で減税対象となる商品は両国合わせて9000種以上、両国間の貿易を大幅に拡大するものと見られる。記事は続けて、「中国はシン首相の日本訪問に大いに注目するだろう、なぜなら、日本とインドは中国にとってアジア地区における二大ライバルだからである」との予測を示している。
また、日本とインドの二国間原子力協定最新会談については、中国側もすでに注目している。それは、日本に『核拡散防止条約』以外の国とこの種の協定を取り交わす前例がなかったからだ。実は、中国は、インドの外務大臣S.M.クリシュナ(Mr. S. M. Krishna)と、日本の岡田克也外相との会談前に、既に何らかの「脅威」を嗅ぎつけていた。なぜなら、日本側は中国軍事費用を不透明とする報道に対し不安を示しており、インド側も同様の主張をしていたからだ。