最近の中国による印陸軍中将に対する入国拒否やジャム・カシミール地区への中国軍駐在関連の報道で、インドはますます積極的に「東向き政策」を推し進めている。民主大国を自負するインドが、東アジアにおける中国の地位を乗っ取ろうとしているのだ。この背景の下、インド政府は独立関係を維持しているとしながらも、ニューデリーと東京は静かにその戦略協定の意向を表明した。
2カ月前、日本とインドは連続して単独会談を行い、反テロ、海賊対策及び国連改革などを含む一連の問題を話し合い、両国の戦略関係における実質的付加価値を高めた。中国のアフリカにおける影響力の増加に伴い、日本はインドとの提携を進めると同時に、アフリカ各国にも遊説を行うことで国連安保理の改革推進や日本とインドの国連安保理非常任理事国就任の一助にしようとしている。そして、中国はもちろん、この動きが意味する内容を十分に理解しているのだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年9月7日