中国、ロシア、カザフスタン、キルギス、タジキスタンの上海協力機構(SCO)5カ国は10日、カザフスタンで対テロ合同軍事演習「平和の使命2010」を開始した。「解放軍報」が伝えた。
軍事科学院世界軍事研究部の李抒音研究員は「安全保障協力は上海協力機構の発足当初からの分野であり、今後の重点発展分野でもある。域内の安全に影響する『3つの勢力』(分離独立派・宗教過激派・テロリスト)は、テロ活動をその主要な手段とし、宗教過激主義をその主要な思想的武器とし、民族分裂をその主要な政治的主張としている。この地域に存在する『3つの勢力』を震え上がらせるために、上海協力機構加盟国が機構の枠内で対テロ合同軍事演習を行うことで対テロ能力を高め、地域の安全を守ることは、正当な行為であり、上海協力機構の活力と有効性を形にするものでもある」と指摘する。
李研究員はさらに、「平和の使命2010」の期待できる点として、次の3つを挙げた。