(1)実戦性の高さ。今回の演習は兵士5000人以上が参加する、大規模で統合性の高い戦闘演習だ。陸軍や空軍の他にも強力な組織が参加する。演習で中国空軍部隊は初めて本土から直接長距離を飛んで急襲し、国外の演習地点で長距離爆撃任務を実行した後、直接国内へ帰還する。精確な長距離攻撃能力や陸空協調能力の訓練が目的だ。
(2)注目される兵器の多さ。今回の演習では実弾演習の後、参加部隊の兵器を展示する。近年、ロシアは軍の改革を行い、兵器の情報化・軽量化・統合化を不断に推し進めてきた。今回の展示で、その改革の成果が示される。中国側は建国60周年記念軍事パレードに参加した一部兵器を初めて国外へ持ち出し、演習場で公開する。外部の期待は高い。
(3)相互信頼の高さ。今回の演習は、上海協力機構の枠内で中ロ両国の国境外で実施される最大規模の多国間演習であり、加盟国間の相互信頼の水準を大いに体現している。カザフスタン側は、外国の参加空軍部隊が本土から長距離を飛んでカザフスタン国内で演習に参加することに同意した。これは加盟国間の相互信頼の高さを現わすものだ。