国連総会などに出席するためニューヨークを訪れている温家宝総理は22日夜、アメリカの友好団体による歓迎レセプションに出席し、「中米関係の明るい未来を共に創ろう」というテーマの演説を行った。
温家宝総理は「中国とアメリカの関係は常に順風満帆というわけではないが、対話と協力という本筋を貫いてきた。両国は競争相手ではなく、パートナーである。仲良くすれば双方に利益があり、闘えば共に傷つく。両国の関係は、互いに信頼しあえば進むが、疑えば後戻りする」と指摘した。
その上で「中国は、まだまだ発展途上国である。改革開放と平和発展の方針は今も将来も変わらない」と強調した。
さらに「中米両国は互いに利益を尊重し、戦略的信頼関係や互恵協力、民間交流を深めるべきだ」との考えを述べた。
「中国国際放送局 日本語部」より2010年9月23日