ギリシャを訪問中の中国の温家宝総理は現地時間の2日午後、アテネでギリシャのヨルギオス・パパンドレウ首相と会談した。
会談に先立ち、パパンドレウ首相は温総理のため盛大に歓迎の儀式を行った。
会談の中で、温総理は「ギリシャは私の憧れの国である。ギリシャと中国は古い文明を持つ国で、私はアテネに親近感を感じている。私は中国国民からギリシャ国民への友好、協力と支持を届けに来た。両国が困難な時、双方は互いに支援したことがある。これは両国の友情と協力の礎を作り、両国友好の貴重な財産だ」と述べた。
これに対してパパンドレウ首相は「ギリシャ人は古くから、お客好きで、ギリシャ政府と国民は温総理の来訪を歓迎している。ギリシャが最も困難な時期の来訪をうれしく思う。ギリシャには『困難な時期こそ、友情が分かる』ということわざがある。そのため、温総理の来訪は歴史的な意義もある。今回の訪問は両国関係の強化だけでなく、ヨーロッパと中国の関係強化にもプラスとなる。ギリシャと中国の戦略的協力パートナー関係が絶えず発展していくことを希望する」と語った。
「中国国際放送局 日本語部」より 2010年10月4日