中国政府の高官は12日、日本の一部国会議員がこのほど釣魚島を「上空から視察」したことに対し厳正な反応を示し、「日本国内の一部の者は違法な『上空視察』を通じて中国の領土と主権を損ない、中日関係を破壊しようとしているが、このような企みは達せられない」と強調した。
外交部の馬朝旭報道官は14日の定例記者会見で、「中国側はすでに日本側に厳正な立場を表明した。釣魚島とその周辺の島々は従来中国の固有の領土である。中国側は戦略互恵関係の枠組内で、中日間の四つの政治文書の精神に則って、対話と交渉によって敏感な問題を適切に解決すべきだと主張する」と述べた。
また、馬朝旭報道官は、1000人の日本の青少年が今月の27日から30日にかけて上海万博を見学することを明らかにした上で、「中国はより多くの日本の青少年が上海を訪れ万博を見学することを歓迎する」と述べた。
「中国国際放送局 日本語版」より2010年10月13日