ベトナム・ハノイで東南アジア諸国連合(ASEAN)拡大国防相会議に出席中の梁光烈国防相(国務委員)は11日午後、ゲーツ米国防長官と会談し、両国の軍事関係や関心を共有する問題について率直かつ踏み込んだ意見交換を行った。中米間では最近、軍事交流の準備も進められている。
梁国防相は「現在も両軍関係の発展にはいくつかの障害が存在する。特に米国による台湾への武器売却は両軍関係の全面的で踏み込んだ発展を阻害する重要な原因となっている。両軍関係の持続的・安定的発展を維持する鍵は、互いの核心的利益や重大な懸念を尊重し、これに配慮し、戦略的相互信頼を不断に醸成・強化し、猜疑や誤った判断を減らし、かつ双方間の溝や敏感な問題を適切に処理することにある。中国側は両軍関係の発展に対して一貫して積極的かつ誠実だ。双方が共に努力し、こうした問題の段階的解決を促す効果的な措置を真剣に講じ、中米関係が悪循環を脱して健全で安定した道に沿って前進できるようにすることを希望する」と述べた。
ゲーツ長官は「両軍関係は両国関係を構成する重要な一部だ。米中両軍には2国間およびASEANプラス8の枠組で協力の機会が多くある。双方は積極的・建設的な役割を発揮することができる」と述べた。
「人民網日本語版」2010年10月12日