ノルウェーの教授、「中国の捏造報道を非難する声明」の発表を否定

ノルウェーの教授、「中国の捏造報道を非難する声明」の発表を否定。 ノルウェー科学技術大学のアルヌルフ・コルスタッド教授は17日、ドイツ国営国際放送「ドイチェ・ヴェレ」のインタビューで、インターネット上で言われている、「ノルウェーの学者が中国の捏造報道を非難」との内容をはっきりと否定した。同教授は、そのような声明を発表したことはないと述べ、また、自らはノルウェー及び海外のメディアからのインタビューで、度々、ノーベル平和賞選考委員会に対する不満を表明していると強調した…

タグ: 劉暁波 ノーベル賞 インタビュー

発信時間: 2010-10-19 15:42:23 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

新華網(北京)10月18日付の報道によれば、ノルウェー科学技術大学のアルヌルフ・コルスタッド教授は17日、ドイツ国営国際放送「ドイチェ・ヴェレ」のインタビューで、インターネット上で言われている、「ノルウェーの学者が中国の捏造報道を非難」との内容をはっきりと否定した。同教授は、そのような声明を発表したことはないと述べ、また、自らはノルウェー及び海外のメディアからのインタビューで、度々、ノーベル平和賞選考委員会に対する不満を表明していると強調した。

10月8日、ノルウェーのノーベル賞委員会が今年のノーベル平和賞の選考結果を発表後、コルスタッド教授はノルウェー紙「ベルデンスガング」のインタビューで、「これは誤った決定である」と述べた。

10月12日、新華社通信オスロ支局の記者がコルスタッド教授にインタビューを行った。このインタビューに基づいた、『劉暁波へのノーベル平和賞授与は“大きな誤り” ノルウェーの学者がノーベル賞委員会の悪意を非難』との文章が発表された後、インターネット上に、「コルスタッド教授は新華網の報道を知り、すぐにノルウェーの首都オスロで声明を発表し、『これは全くの捏造報道であり、ゲッベルスの手法の再演である』と述べた」、との書込みが出現した。

10月17日、「ドイチェ・ヴェレ」はコルスタッド教授に電話インタビューを行った。同教授はインタビューで、自分は確かに中国の記者のインタビューを受けており、新華網の英文報道も見たが、その報道中での彼の見解に関する記述には不適切な箇所はない、と述べた。また、新華社の捏造を非難する声明は出しておらず、それについては何も知らないという。「ドイチェ・ヴェレ」の記者は、今年のノーベル平和賞選考結果の発表当日には、ノルウェーの現地メディアがコルスタッド教授のインタビュー記事を掲載しており、その内容は、後の新華社によるインタビューとほぼ同じであることにも触れている。

コルスタッド教授は18日、新華社通信オスロ支局の記者との電話で、同教授がインタビューで述べた見解には変わりがないと語った。「言われているような声明を発表したことはない。私は自分が語った一切の内容を変えることはないし、自分が語った如何なる発言も撤回しない。インターネット上に流れている話は正しくないし、それこそが捏造である」。(総本社・駐ベルリン、オスロ支局記者)

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年10月19日

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