国連総会は26日、半世紀近く続いている米国による対キューバ経済・貿易・金融封鎖の即時解除を求める決議案を採択した。中国の王民国連次席大使も、対キューバ封鎖の早期解除を米側に促した。
賛成187票、反対2票、棄権3票で採択された同決議は「米国の対キューバ封鎖政策は道義的にも法的にも根拠を欠き、支持されない。常態的な封鎖はキューバ国民に健康・食糧面で深刻な損害をもたらしている」と指摘。さらに「他国の主権や正当な権益に影響を与える法律・法令を公布・実施している加盟国が依然ある。国連総会はこれらの国々に、こうした法律・法令の早期撤廃を改めて促す」としている。
「人民網日本語版」2010年10月28日