胡主席、仏ポルトガルメディアの取材に回答

胡主席、仏ポルトガルメディアの取材に回答。 フランスとポルトガルへの公式訪問を控えた胡錦涛国家主席は2日、フランス・フィガロ紙とポルトガル・ルサ通信による書面インタビューに応じ、中国とフランス・ポルトガル・EUの関係やG20ソウル・サミット、中国の発展の道と発展方向、21世紀の国際秩序構築などに関する質問に回答した…

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発信時間: 2010-11-04 17:20:48 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

フランスとポルトガルへの公式訪問を控えた胡錦涛国家主席は2日、フランス・フィガロ紙とポルトガル・ルサ通信による書面インタビューに応じ、中国とフランス・ポルトガル・EUの関係やG20ソウル・サミット、中国の発展の道と発展方向、21世紀の国際秩序構築などに関する質問に回答した。

新たな情勢の中で、中仏両国がいかに全面戦略パートナー関係の更なる発展を推し進めていくかについて、胡主席は、「中仏関係は独特な戦略的特徴を有している。国交樹立以来46年間、両国は各分野で多くの協力成果を収めてきた。国際情勢が深刻かつ複雑に変化している今、中仏は安全保障理事会常任理事国として、また国際的に重要な責任ある国家として、両国関係に新たな内容を追加していく必要がある。我々はフランスとの誠実な対話を通じ、理解と信頼を深め、相互尊重・平等関係を堅持し、両国関係の健全で安定した発展を保っていきたい。また、貿易を拡大し、原子力発電・航空など伝統的な分野での協力を推進し、省エネ・環境保護、情報技術、ハイエンド製造、新エネルギー、新材料などの分野での協力を積極的に深めていきたい。重要なのは、双方の協力が簡単な貿易・投資関係から、平等な協力パートナー関係へと成長することであり、中仏の文化的メリットを発揮させ、人文交流を密接にすることであり、戦略的協力を強め、共に世界的な試練に対応していくことだ。私は双方の共同の努力を通じて、中仏の全面戦略パートナー関係が新たな高みに到達し、両国の人々、各国の人々に更なる幸福をもたらすことができると信じている」との見方を示した。

中国・ポルトガル関係の発展について、胡主席は、「中国・ポルトガル両国人民の友情は長年にわたり続いてきた。1999年、両国は平穏の中マカオ返還を実現し、国家間における歴史的問題解決の模範となった。2005年、中国・ポルトガルは全面的な戦略パートナー関係を築き、両国関係は新たな発展の時期に突入、双方の各分野における交流・協力は多くの成果を得た。我々はポルトガルと共に、政治上の相互信頼を強化し、二国間交流を密接にし、実務的協力を拡大し、各自の発展を促進し、共同で世界的な試練に対応していきたい。我々は中国・ポルトガル関係の未来に対し、自信に満ち溢れている」と指摘した。


 中国・EU関係の現状と発展について、胡主席は、「中国とEUの友好関係樹立以来35年間、双方の関係は時間と国際的な変化による試練を受け続けてきた。現在、中国とEUのハイレベル交流は密接で、協力において大きな成果を得ている。EUはすでに6年連続で中国最大の貿易パートナーであり、中国はこのほど初めてEUの第2の輸出市場となった。今年第1-3四半期、双方の貿易額は前年同期比34.4%増の約3500億ドルに上った。人文交流も多彩で、中でも上海万博は中国・EUの交流強化に向けた重要なプラットフォームとなった」と指摘した。

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