中国外交部の馬朝旭報道官は1日、中国漁船の釣魚島(日本名―尖閣諸島)海域における日本巡視船との衝突に関するビデオでは事実の真相を変えられないし、日本側の行為の違法性を覆い隠すこともできない」と指摘した。
日本側がこのほど国会内で釣魚島沖における中国漁船衝突事件のビデオを公開したことついての記者からの質問に、馬朝旭報道官は「釣魚島とその付近の島々は昔から中国固有の領土である。日本の海上保安庁の巡視船が釣魚島海域で、中国漁船の進行を妨害し、追いかけ、阻み、囲み、拘留したが、そのことが違法だ。これは中国の領土主権と中国漁民の正当な権利を深刻に侵した、いわゆるビデオは真相を変えることは出来ず、日本側の行為の違法性を覆い隠すことは出来ない」と述べた。
「中国国際放送局 日本語部」より 2010年11月2日