外交部の馬朝旭報道官は21日、「中日間には釣魚島問題について『密約』は存在しない」と述べた。
この日に開かれた定例記者会見で、日本の政府関係者がもらした、「釣魚島問題について、小泉政権の時期に中国政府首脳と秘密協議をして、日本側は上陸した中国人を拘束しない代わりに、中国側は漁船を釣魚島に近づけさせないと約束したという」ことについて記者からの質問に対して、馬報道官は「密約は存在しない」として、「これはデマによる中傷と悪だくみであり、民意を誤った方向に導くだけでなく、両国の政治的な信頼を損なうものだ。これによって生じる一切の結果は日本側が負わなければならない」と述べた上で、「釣魚島は中国固有の領土であり、中国政府が国家主権と領土保全を守る立場は明確で揺るぎない」と強調した。
「中国国際放送局 日本語版」より2010年10月22日