ここ数日、無数のネットユーザーの視線が1つの焦点に注がれている。中国共産党第17期中央委員会第5回全体会議(五中全会)の開催成功と第12次五カ年計画期間の発展の新たな青写真だ。新華網、人民網、新浪網等の大手ウェブサイトの掲示板からは、ネットユーザーがこの青写真の中で民生の保障・改善に最も高い関心を寄せていること、今後5年間で最大の期待も民生の保障・改善であることが見てとれる。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
あるネットユーザーは「第11次五カ年計画の期間中は、経済と社会事業の発展不均衡の問題が比較的目立った。民生の保障・改善は、大衆の最も関心を寄せる問題、最も差し迫って解決を要する問題から着手すべきだ。第12次五カ年計画の期間中に、政府が公共サービス、雇用、所得分配、社会保障、医療衛生改革などの分野で五中全会コミュニケの精神を本当に実行に移し、着実に達成することを期待する」と指摘する。
ここ数年、全国両会(全人代・全国政協)や党代表大会が招集されるたびに、庶民の切実な利益と密接に関わる民生の話題が無数のネットユーザーの心を動かしている。民生分野や社会事業への支持や保障の強化は、ネット世論と合致するだけでなく、党と政府が誠心誠意人民に奉仕し、小康社会(ややゆとりのある社会)の全面的な建設に向けて不断に努力する上での重点だ。
あるネットユーザーは「五中全会が民生の保障・改善を重要な位置に据えたことは、党と政府が今後5年間、より大きな決意をもって引き続き民生の難題の解決に取り組むことを十分に示している。科学的発展観の核心は人民本位であり、発展は人民に依拠し、発展は人民のためだ。したがって、人民全体を豊かにし、改革・発展の成果を享受できるようにすることは、経済発展の根本的出発点にして着地点であるとともに、国家の強大化の根本的目的でもあり、なおさらに我が党の使命である」と指摘する。