「国を強くしたいのなら、まず民を豊かにしなければならない。都市部と農村部の住民所得の安定した増加、生活の質の顕著な向上、雇用状況の全面的な改善、社会保障システムのたゆまぬ改善。日々豊かになる暮らしの中で、庶民は希望に溢れてより豊かな小康への道を走る。こうして中国はようやく、人々の心を温かくする民生の答案を書き上げることができる」----。新華網の発展掲示板にある数多くのスレッドの中で、大きな共感を呼んだのがこの書き込みだ。
民生改善の制度建設の過程で、ネットユーザーがさらに注目しているのは、庶民の幸福指数に関わる住宅や社会保障の問題だ。書き込みを見ると「低所得なのに不動産価格が高いため、庶民はマンションを見上げて溜息をつくしかない。党と政府が住宅保障予算を引き続き増額し、中の下の所得層の住宅購入を支え、早く誰しもが住宅を持てるようにすることを希望する」との声が強い。
五中全会コミュニケが住民所得の比較的速い増加を強調すると同時に、「あまねく」という言葉を追加したことに、多くのネットユーザーが注目している。これは中央が今後、さらに強力な所得分配体制の改革措置を講じ、より多くの発展の成果がより広範な普通の民衆により公平に届くようにし、「国民共豊」の良性成長の構築に努めることを意味している。
「人民網日本語版」2010年10月21日