フランスメディア「中国様のお世話は慎重に」

フランスメディア「中国様のお世話は慎重に」。 中国の胡錦涛主席のフランス訪問が予定通り行われたことを受けて、フランスの政界や経済界には安堵(あんど)感が漂った。2008年、北京五輪の聖火リレーで起きた“不愉快な騒動”やサルコジ仏大統領のダライ・ラマとの面会により、両国の外交関係は急激に冷え込み、経済界は大きな打撃を受けた。この出来事は中仏関係の発展を望む親中派にとって、めぐい去りたい悪夢となっていた…

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発信時間: 2010-11-08 11:31:35 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

3日付の仏リベラシオン紙は「中国様のお世話は慎重に」と題する記事を掲載した。記事の内容は以下の通り。

中国の胡錦涛主席のフランス訪問が予定通り行われたことを受けて、フランスの政界や経済界には安堵(あんど)感が漂った。2008年、北京五輪の聖火リレーで起きた“不愉快な騒動”やサルコジ仏大統領のダライ・ラマとの面会により、両国の外交関係は急激に冷え込み、経済界は大きな打撃を受けた。この出来事は中仏関係の発展を望む親中派にとって、めぐい去りたい悪夢となっていた。

「ためらっていた一歩をようやく踏み出した」と語るジャンピエール・ラファラン仏元首相。中国との付き合いが古く、フランスと中国の仲を取り持ってきた“仲介者”でもある。政界に入ってから30年間、中国政府から厚い信頼を受けてきた。

中国との対話の可能性を切り開いてきたのは、つねに親中派だった。2009年4月、仏国民議会のベルナール・アコイエ議長はサルコジ大統領が胡主席に宛てた招待状を携えて、中国を訪問した。この半年後、クリスティーヌ・ラガルド仏経済財政雇用相が仏ヨーグルト大手ダノン、欧州の航空宇宙大手、欧州航空宇宙防衛会社(EADS)、仏小売り大手カルフールの総裁らと共に北京を訪れ、有意義な3日間を過ごした。ラガルド氏も北京との関係修復の立役者だ。

親中派はさまざまな偏見を乗り越えてきた。仏ドローム県社会党のジャン・ベッソン上院議員は、上院仏中友好委員会の委員長として対中リアリスト(現実主義者)の立場を示した。「将来的に世界最大の経済大国になる国を軽視するような危険を冒してはならない」----。また中国の民主活動家、劉暁波氏がノーベル平和賞を受賞したことについて、サルコジ大統領が態度表明を行わなかったのには理由がある、と語るベッソン氏。「でなければ金融や経済分野に波紋が広がっただろう」----。

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