フランスメディア「中国様のお世話は慎重に」

フランスメディア「中国様のお世話は慎重に」。 中国の胡錦涛主席のフランス訪問が予定通り行われたことを受けて、フランスの政界や経済界には安堵(あんど)感が漂った。2008年、北京五輪の聖火リレーで起きた“不愉快な騒動”やサルコジ仏大統領のダライ・ラマとの面会により、両国の外交関係は急激に冷え込み、経済界は大きな打撃を受けた。この出来事は中仏関係の発展を望む親中派にとって、めぐい去りたい悪夢となっていた…

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発信時間: 2010-11-08 11:31:35 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

こうした見方がここ数カ月、経済界に広がっている。両国の貿易協力を担う最高機関として、仏中委員会がある。仏企業運動(MEDEF、日本の経団連に相当)所属の同委員会には、重電大手アルストム、原子力世界最大手アレヴァ、ブランド品大手ルイヴィトン、自動車大手ルノー、石油大手トタルなどフランスのあらゆる大手企業が参加している。この30年間、仏商業界の窓口となってきた同委員会。仏電子機器大手シュナイダー・エレクトリックの総裁を中心として、両国の政界・経済界における首脳間の交流促進や中国代表団の訪問手配、市長・専門家・企業家との円卓会議の定期開催などを行ってきた。同委員会には仏各界の大物が顔を揃えている。

フランス仏中協会(CFC)のJacques Van

Minden会長は「13億人が週35時間以上働く巨大市場」(フランスの法定労働時間は週35時間)に、フランス企業の投資を促そうと奔走している。北京に身を置く外国人専門家であるMinden氏は、とりわけフランスの中小企業に提言を行い、これら企業と中国の国家・地方機関との提携をはかっている。

中国人よりも中国人らしいMinden氏は中国の人権問題についても「急激なやり方は控えるべき。中国はできる限りのことをしている。ノーベル平和賞の受賞者の釈放を要求するには及ばないし、こうしたやり方は通らない」と理解を示している。

「人民網日本語版」2010年11月8日

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