G20首脳会議 IMFにおけるBRICsの地位確定か

G20首脳会議 IMFにおけるBRICsの地位確定か。 韓国で開幕したG20首脳会議では、世界経済の不均衡是正が主な議題の一つとなるが、この共通した目標において、各方面の理解と対策には大きな違いがあり、中でも貿易不均衡と為替戦争で不一致が目立つ。専門家は各国の多くの問題に関する話し合いは表面的なものに止まると…

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発信時間: 2010-11-11 16:31:30 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

新興市場の地位が確定する可能性も

現状を見ると、各国がG20サミットで唯一実質的な合意に達する可能性があるのは、BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)のIMF内での地位だ。奚君羊氏は、この問題についてはすでに決定しており、あとは時間を決めるだけで、今回のG20サミットで決まる可能性が高いと見ている。

IMFは11月5日、出資比率と管理に関する全面的な見直し案を承認し、IMFの合法性と有効性を高める方針を固めた。中国を含むBRICsはIMF理事会メンバーになれば、より大きな決定権を握ることになる。またEUの権力は弱まり、中国の議決権はドイツやフランス、イギリスを越え、米国と日本に次ぐ3位に上昇する。新興国と発展途上国の発言権を高めるため、EUはIMF理事会の2議席を譲る方針で合意している。

計画によると、改革後、中国の出資比率は現在の3.72%から6.39%に、投票権は現在の3.65%から6.07%に上昇する。

中国外交部の崔天凱副部長はこれについて、「IMFの出資比率は国際経済の構造の現状を反映すべきで、中国の出資比率増加は合理的な要求だ」と述べた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年11月11日

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