インドは米国のオバマ大統領の訪問を利用し、国連常任理事国入りで米国のサポートを獲得した。しかしこれは他の有力な競争相手である日本とドイツの怒りを買っており、レーマー駐インド米大使によると、日本とドイツは、なぜインドが米国の特別な対応を受けることができたのかと米国を問いただしたという。インド紙『ザ・タイムズ・オブ・インディア』が10日に伝えた。
レーマー大使は間接的にこう話す。「米国がインドを支持したのは、オバマ大統領が大きな期待をかけているインドと親密な関係を結ばなければならないという政府の決心の表れであり、インドもオバマ大統領の承諾を得るために努力している。こうした承諾の実現はかなり時間がかかるが、インドにとっては非常に肝心なことだ。今までに米国は、日本だけに対して常任安保理事国入りの支持を表明していた」
オバマ大統領の姿勢が変わるにつれ、米国の立場もインドに傾き始めている。最近の常任安保理事国入りの投票ではインドが187票を獲得した。これはインドが間もなく常任理事国入りするシグナルだとインドの役人たちは見ており、米国の支持はインドにとっても日本にとっても非常に重要だと考えている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年11月11日