中国近代不平等条約史料展覧会が16日、『南京条約』を協議した場所である静海寺で行われた。1842年から1948年まで中国が結んだ300件余りの不平等条約が初めて展示した。
資料によると、1842年から1948年までの107年間、中国は不平等条約を1175件締結した。その中で、イギリス、フランス、アメリカ、日本、ドイツ、ロシアと結んだのは863、73%を占めた。
不平等条約とは条約を結ぶ時に、強い方が武力、政治などの手段で弱い方を脅して強制的に締結した条約のことだ。双方は対等ではないため、弱い方は国家主権や利益が侵害される不平等条約を強要される。一般的に、不平等条約は両国停戦の条件であり、結果でもある。戦争を終わらせるために締結する条約は講和条約という。
中国近代不平等条約史料展覧会のショールームは『南京条約』の会談が行われた南京静海寺に設けられる。
1842年、清国はアヘン戦争でイギリスに敗れ、南京の静海寺でイギリスと会談を行った。同年8月29日、南京の近くの長江上に停泊したイギリス海軍戦列艦コーンウォリス艦上で、イギリスと清国は中国近代史上初めての不平等条約を締結した。
「中国国際放送局 日本語版(チャイナネット)」 2010年11月18日