中国人なら誰でも知っていることだが、毛沢東主席は非常な愛煙家だった。70年代初頭には葉巻を吸っていたこともあり、その様子もなかなかのものだった。もう1つ、お茶を飲むのも好きだった。今回は、毛主席の生活費が一体幾らぐらいだったのか、一緒に見ていこう。
毛主席の給料は、60年代初頭に3級の毎月404.8元に下げてから、1976年に亡くなるまでずっと同じで、毛主席はよく遣り繰りがつかずに、赤字になっていたという。
正直に言えば、毛主席の給料は当時としては相当な金額だが、あれやこれやで煙のように消えてしまう。党費の10元、家賃と電気・水道、家具類の80元以上は、毎月必ず支払う費用だ。賄いの食事代が100元ほど。他に、娘の李敏と李訥、甥の毛遠新、江青の姉・李雲露の生活費の負担があり、最初は1人15元だったのが、25元になり、最後には30元になっていた。子供達が車を呼べば、彼が代金を支払う。加えて、民主人士(中国共産党の指導を受け、新民主主義革命に参加したブルジョア階級知識分子)や旧友、故郷の親族を招待した際の飲食費、交通費、宿泊費、医療費等を加えると、既に300元を超えてしまう。
更に、毛主席には、タバコ代とお茶代の出費がある。彼の喫煙量はかなりのものだ。パンダ銘柄のタバコを多い時には1日3箱も吸い、毎月のタバコ代は少なくとも数十元になった。当時としてはかなりの額の出費だ。
同様に、毛主席のお茶飲みにも驚かされる。彼は一月に0.5kgから1kg以上の茶葉を使う。これでまた、給料から30元以上が支出される。