第8回中国国際航空宇宙博覧会が16日に開幕した。香港『大公報』の16日の記事によれば、これまでの博覧会に比べ、今年は「MADE IN CHINA」が最大の見どころとなるという。以下、同記事の抜粋。
今回は、35の国と地域から600余りの航空メーカーが70以上の航空機を携えて集結、中でも特に中国空軍「全家福」11タイプの航空機17機や先進的民用機の登場が、「中国製」の最新レベルと魅力を見せつけた。
最大の注目ポイント「中国カラー」
今回、35の国と地域から600余りの航空メーカーが参加したことで、中国エアショーとしての国際化及び専門的レベルを大きく押し上げた。そして、それは、エアショーの国際的影響力が拡大しつつあることを意味する。さらに、「中国製」がエアショー全体を通しての主旋律となり、戦闘機から無人機まで、大型民用機からコミューター機まで、全面に「中国カラー」を押し出し、それが本エアショー最大の注目ポイントとなった。
その「中国製」だが、今回は航空機、ミサイルに止まらず、軍用機や民用機等、全般に渡ってカバーされており、注目を集めた。例えば、中国空軍が前代未聞の規模で公開したKJ-200等、ほとんど全てのタイプが全て国内で研究開発されたものであり、今回飛行初公開だった「梟龍」戦闘機も「中国カラー」を色濃く出していた。
また民用機に至っては、大型旅客機C919が今回ついにそのベールを脱いだと同時に、中国が独自に研究開発を行ったARJ21新型コミューター機や、水陸両用機「海鴎300」、小型汎用機「小鷹500」等も披露された。そして、ユーロコプター社のEC225ヘリや、米シコルスキー社が研究開発した全天候性能12人乗り旅客輸送機S-76、伊アグスタ社が研究開発したEH101やA109Eヘリ等とともに現れたAC313ヘリが中国大型民用ヘリ生産の空白を埋める形となった。
中国空軍「全家福」出動