中国の習近平副主席は16日、南アフリカのケープタウンに到着し、公式訪問を始めた。
習副主席は両国関係について「地理的には遠く離れているが、国民間の友情は脈々と受け継がれている。国交を樹立して12年間、友好協力が各分野で急速に発展しており、両国関係は絶えず進展している」と指摘。南アフリカのズーマ大統領が今年8月に訪中した際、全面的戦略パートナーシップの構築に関する北京宣言を両国が締結したことに触れ、「両国関係は新たな段階に進んだ」との認識を示した。また今回の訪問について「両国関係および共に関心を寄せる問題について南アフリカの首脳と意見を交わし、モトランテ副大統領と二国間委員会の第4回全体会合を共同で主催するのを楽しみにしている」と期待感を示した。
中国と南アフリカは1998年1月1日に国交を樹立した。双方の貿易額は国交樹立時の15億ドルから昨年は160億ドルへと成長。現在、南アフリカにとって中国は最大の貿易相手国で、中国にとっても南アフリカはアフリカで2番目の貿易相手国となっている。
「人民網日本語版」2010年11月17日