ボーイングの最新展示:FA-XX戦闘機模型図
冷戦終結後20年、米国は軍用航空分野で独占的地位をキープしてきた。米空軍「F-22ラプター(Rapter)」は、現在世界で唯一の第五世代戦闘機だ。しかし、ロイター通信報道によると、さらに次を目指すペンタゴンは、F-22導入後わずか6年で、次なる「後継者」を模索し始めたという。次世代主力戦闘機の基本性能に関する条件などが盛り込まれた文書がこのほど、入札を希望する国防関連企業に手渡された。これは、関連技術の論証が近くスタートすることを意味している。中国青年報社のウェブサイト「中青在線」が伝えた。
「F-22」は今のところ、「向かうところ敵なし」だ。しかし、米軍側は、2030年頃までには、この最新鋭戦闘機に挑戦する力を持ったライバル機が現れると予想している。今回の文書で提示されているような、受動的計測、総合防衛、自動方向設定武器、ネット攻撃などのハイエンド技術や、米軍が今後掌握すべきコントロール技術を、敵方が先んじて持つ可能性がある。同文書では、次世代戦闘機の条件として、「介入や立ち入りが許されない」戦場下での実戦が取り上げられている。これは特に、軍関係者が最近頻繁に警戒の声を挙げる「中国軍力の増大」と関連した状況について言及したものだ。
具体的な性能指標については明確ではないが、米軍の次世代戦闘機の最優先使命は、歴代の主力戦闘機と同様、「空中戦」であり、敵機をたちまち粉砕し、上空でのコントロール力を持つことだと関係者は指摘している。外部の憶測と違うのは、軍側が、次世代戦闘機は有人操縦を原則としており、無人操縦となる可能性は言及されていない点だ。