資料写真:戦闘機「F2」
日本の防衛省と自衛隊の関係者は7日、防衛省は次世代戦闘機「F35」を軸に、2012年度予算の概算要求で調達経費を計上する方針を固めたと明らかにした。
日本経済が低迷している中で、日本が外国戦闘機を購入することは、自国の戦闘機開発に大きな影響を及ぼすことを意味している。三菱重工が開発した戦闘機「F2」を2011年に購入したあとは、国内戦闘機の生産を停止し、三菱重工名古屋航空宇宙システム製作所の小牧南工場の生産ラインも止まるだろう。それに次世代の先進技術実証機「ATD-X」プロジェクトである「心神」のモデルが公開されたが、日本の第5世代戦闘機の開発プロジェクトも日の目を見ることはないかもしれない。
70年前に配備された日本の零戦は、日本の航空工業が最高粋に達した象徴であり、一度は同盟軍の悪夢にもなった。しかし70年後の今、日本が奮闘した軍用戦闘機工業は再び原点に戻るかのようだ。
日本が戦闘機「F35」の購入を表明したことは、これから数十年間、全アジアでは中国だけが第5世代戦闘機開発の道を孤独に歩むことを意味する。もちろんインドもいわゆる「第5世代戦闘機」の開発でロシアと協力しているが、これはインドが資金を出しロシアが技術を提供するというパターンで、インド自身の自主開発とは言えない。