日本がF35購入へ アジアの空を高く飛ぶのは誰か

日本がF35購入へ アジアの空を高く飛ぶのは誰か。

タグ: F35 防衛省 ロシア 米国  戦闘機 軍事

発信時間: 2010-11-10 15:26:37 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

外国の戦闘機を購入するのは、アジア諸国ではかなり普通のことであり、経済的に豊かな韓国やシンガポールは米国の戦闘機「F15」を購入しており、資金が豊富とはいえないインドネシアなどの国は、ロシアの「スホーイー30」を買い入れている。こうした国にとってみれば、数百億ドルを投入して数十年にわたり航空工業を発展させるよりは、わずか数十億ドルで近代化した空軍装備を手にいれたほうが理想的だ。経済的に豊かで空軍規模も大きいインドは、さらに数百ドルを投入して、米国、ロシア、ヨーロッパの戦闘機を装備しようとしたこともある。

資料写真:ロシアの「スホーイー30」

しかし日本は例外だ。第2次世界大戦で惨敗した日本は、制空権を失う悲惨さをより理解している。戦後、日本はずっと抑えられていたが、日本の軍用航空の基礎は依然として存在しており、三菱重工が戦闘機「F86」の生産を受け負った1955年から、「F86」「F-4J」「F-15J」などを開発して、基本的に米空軍と同じペースで装備を更新してきた。

同時に日本は全力で軍用航空工業の回復や成長に力を注ぎ、日本再起の重要なシンボルと見なしてきた。日本経済が絶頂期だった1980年代には、巨額の資金を投入して「F15J」を購入し、戦闘機「FS-X」(その後の「戦闘機F2」)の開発に着手し始めた。

冷静かつ公平に言うならば、日本の戦闘機の設計や製造では、全体的に米国やロシアと比べることはできない。しかしアジアではずっと先頭を切り、一部の技術は世界最高だった。そんな日本が戦闘機「F35」を購入し、「F2」の生産を止めることを決めた。日本の軍用航空産業さらに衰退するだろう。

西側の人たちは、米、田畑、パンダ、寿司、仏教、武士、浮世絵こそがアジアを示すもので、トヨタやソニーなど世界のトップクラスの日本企業の登場で、アジアでも車や電器製品を作ることができることを認め、しかし戦闘機に至っては、これは欧米人が遊ぶオモチャだと考えている。しかしアジア人は愚かではないと歴史は証明する。将来のアジアの空に、「F22」「F35」「F50」など米国やロシア製の戦闘機だけが高く飛ぶとは決まっていない。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年11月10日

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