11月20日の国際児童デーを迎えるにあたり、国連官員は戦乱地域の児童保護を強化するよう呼びかけた。
国連児童及び武装衝突問題担当のラディカ・クマラスワミ代表と国連平和維持活動担当のアレン・ル・ロイ事務次長は19日、共同声明を発表した。
この声明は、「すべての人にとって、子供時代は神聖な時代だ。しかし、世界各地では依然として、数百万の子供が家庭や社会からの関心に欠けている。多くの児童は戦乱の中で育てられ、家と学校から離れて戦場に行くことを余儀なくされ、傷害を受けたり殺害されたりしている。その精神的肉体的苦しみは彼らの生涯に伴っていくだろう。衝突地区の児童を保護することは、国連が国際平和と安全を維持する使命の一つだ。国連は国際協力パートナーと共に、戦乱地域の児童を守るために引き続き努力していく」としている。
「中国国際放送局 日本語版」より 2010年11月21日