韓国と米国は28日、韓国西部海域で4日間にわたって行われる合同軍事演習を始めた。
駐韓米軍司令部の発表によると、空母「ジョージ・ワシントン」を始め、多隻のミサイル巡洋艦、ミサイル駆逐艦などが参加するほか、韓国からは駆逐艦、哨戒艦、護衛艦、戦闘支援艦などが派遣される予定で、演習は、対空防衛及び海上での戦いを中心に行われる。
朝鮮平和擁護全国民族委員会は28日、ピョンヤンで声明を発表し、米韓合同軍事演習は朝鮮半島の平和と安定を著しく脅かし、半島の情勢は「極度の戦時状態に至った」と強く反発した。
また、朝鮮『労働新聞』は28日、論評を発表し、「米韓はすべての軍事挑発行動をやめるよう求める。さもなければ、それによって引き起こされるすべての責任を負わなければならない」とした上で、「朝鮮は自国の領海への侵犯行為に対し、今後も軍事措置を講じていく」と強調した。
「中国国際放送局 日本語版」より2010年11月29日