外交部の洪磊報道官

　外交部の定例会見で11月30日、洪磊報道官が国内外の記者の質問に答えた。

ーー朝鮮半島問題において中国側に一層の役割発揮を求めている国があることについて、コメントは。

　朝鮮半島問題における中国側の立場は一貫しており、明確で、公然たる、透明なものだ。中国は長年来、関係各国と共に、朝鮮半島の非核化実現、平和・安定維持のために数多くの努力を払い、積極的かつ建設的な役割を発揮してきた。これは誰の目にも明らかだ。

　朝鮮半島の平和・安定維持は関係各国共通の責任であり、各国が共に努力すべきだ。現在の情勢下では、朝鮮半島問題を早期に対話・協議路線へ戻すことが、非常に差し迫った、重要な課題となっている。関係各国が共に努力し、6カ国協議の枠組みで対話・協議を通じて各自の懸念を適切に解決し、朝鮮半島の平和・安定を的確に維持することを希望する。

　（6カ国協議首席代表の緊急会合について）中国が6カ国協議首席代表の緊急会合の開催を提案した出発点は朝鮮半島の緊張緩和であり、各国に接触と対話の場を提供するためだ。中国側の提案を各国が真剣に検討し、かつ前向きに反応することを信じている。朝鮮半島問題を対話・協議路線へ早期に戻すことは各国共通の利益に合致するし、国際社会もみなこれを期待している。

　「人民網日本語版」2010年12月1日