朝鮮紙「労働新聞」は11月30日、「原子力の平和開発・利用は世界の趨勢」と題した記事を掲載し、朝鮮が軽水炉の建設を積極的に推し進めていることを伝えた。
記事は「原子力の平和開発・利用は一部の国が独占すべきではなく、発展途上国も奪うことのできない権利を有す。現在、一部西側諸国は不公正なダブルスタンダードを適用し、自国の意に沿う国による核活動は黙認し、協力する一方で、自国の意に沿わない国による平和的な核活動は問題視し、圧力や制裁を加えている」としている。
記事はまた「朝鮮による軽水炉建設は自国の原子力工業構造を整え、日増しに増加する電力需要を満たすためのものであり、国際的な原子力開発・利用の趨勢に合致している。軽水炉の燃料供給を確保するため、現在数千台の遠心分離器を持つ現代的なウラン濃縮工場が稼働中だ。今後朝鮮はさらに積極的に原子力の平和利用を推し進めていく」としている。
「人民網日本語版」2010年12月1日