朝鮮中央通信社は5日、公報を発表し、軍事的挑発にもたらされた結果についてよく考え、軽挙妄動を慎むよう警告した。
公報は「延坪島(ヨンピョンド)の砲撃事件発生後、韓国はアメリカとの共同軍事演習の実施を発表すると共に、朝鮮に近い大青島(テチョンド)を含む韓国周辺海域の29ヵ所で実弾発砲訓練を行った」として、「これら行動は朝鮮を軍事面で刺激しようとするもので、朝鮮半島情勢の悪化を口実に「報復計画」を発動し、戦争を起そうとするものだ」と韓国を非難した。
公報はまた「朝鮮は現在、冷静と自制を保っているが、朝鮮半島でひとたび戦争が起こると、朝鮮半島ひいては地域の安定に大きな影響を与えるに違いない」と述べ、「次第に悪化している朝鮮半島情勢に関心を寄せるよう」関係各方面に呼びかけた。
「中国国際放送局 日本語部」より2010年12月5日