新興4カ国(BASIC)と呼ばれている中国、インド、ブラジル、南アフリカの4カ国の代表が6日、メキシコのカンクンで開かれている国連気候変動枠組み条約第16回締約国会議(COP16)でそろって記者会見し、「公正かつ前向きな成果を期待する」との立場を表明した。
インドのラメシュ環境相は「『BASIC』4カ国は、実質的な成果を期待している。成果を達成するには、『京都議定書』の延長をめぐる合意、途上国への資金供与の前倒し、技術移転に関する基本的な合意という3つの条件が前提となる」との考えを示した。
中国国家発展改革委員会の解振華副主任は「我々4カ国はみな発展途上国であり、77カ国グループの一部でもある。過去と現在、それに将来も77カ国グループと同じ立場を取り、途上国の権利を守っていく」と述べた。
「中国国際放送局 日本語版」 2010年12月08日