米国の政府高官が7日に明らかにしたところによると、ニューメキシコ州のリチャードソン知事が来週朝鮮の首都・ピョンヤンを訪問する。新華社が伝えた。
ロイター社によると、リチャードソン知事は朝鮮政府の高官と面会するが、敏感な問題にかかわるため、この高官は名前を公開したくないとしている。この高官によると、リチャードソン氏の今回の行為は個人的なもので、「ある種のメッセージを伝える」目的ではないという。
米国「ワシントンポスト」紙によると、リチャードソン氏を招いたのは朝鮮半島の核問題を担当する朝鮮高官。リチャードソン氏はかつて米国の国連常駐代表・朝鮮問題担当特使などとして、朝鮮を何度も訪問している。
米軍のマイケル・マレン統合参謀本部議長は8日、韓国の首都ソウルに到着し、朝鮮半島の情勢について話し合いを行った。このほか、ジェームズ・スタインバーグ米国務副長官も来週中国を訪問し、朝鮮半島情勢について話し合いを行う。同行するのは国家安全保障会議のジェフリー・ベーダーアジア上級部長、カート・キャンベル米国務次官補(東アジア ・太平洋担当)、 ソン・キム6か国協議主席代表。
計画によると、スタインバーグ米国務副長官は17日に米国に帰り、キャンベル米国務次官補とキム首席代表は中国に続いて日本と韓国を訪問するという。
「人民網日本語版」2010年12月9日