ロシアメディアはこのほど、ロシア軍側の関係者の話を引用し、中露海軍が2011年に、日本海で航行護衛や海賊の取り締まり能力の向上を目的とした合同軍事演習を実施することを明らかにした。環球ネットはこれについて、ネット上でアンケート調査を行った。その結果によると、調査に参加した絶大多数のネットユーザーは、「日米韓は今年に入って、数回にわたって軍事演習を実施してきた。中国はロシアと協力して、自分の実力を見せる必要がある」と、中露海軍の計画に賛成している。
現時点で、アンケート調査に参加した1万2134人のネットユーザーのうち、日本海での中露合同軍事演習に賛成する人は1万1864人に達し、投票者の98%を占めている。「賛成しない」を選んだのはわずか270人で、全体の2%だった。
賛成するネットユーザーたちは、「日本と韓国はしょっちゅう米国を引っ張ってきて、私たちの国境線周辺で武力を誇示している。私たちも自分の軍事力を見せなければならない」と、互いに必要とする相手である中露が、目下の国際情勢において全面的な協力を繰り広げるべきだと強調している。
また、「米国と韓国、日本はこの一年で、数回にわたって中国の周辺海域で合同軍事演習を実施してきた。『礼を受ければ礼を返さねばならない』ということで、中国軍も自分の実力を見せるべきだ」、「これは積極的な防衛だ。日本の表門近くで演習を行わなければ、日米は毎年、中国の周辺海域で演習を行うことになる」と見るネットユーザーもいる。
また一部のネットユーザーは、「中露合同軍事演習は極東地域における、日本軍国主義の復活を防ぐ切り札だ。海洋利益や国際利益での中露協力は、両国の合同軍事演習を促す。これを通じて、『この世界は米国のものでなく、世界各国の人々のものだ。アジア諸国は、イラクやアフガニスタンではない』と、米国に伝えたい」との考えを示す。
中露演習を支持しない少数のネットユーザーは、「中国は『臥薪嘗胆』して、奥の手を残すべきだ。中国はすでに60年以上も刻苦しているので、さらに20年続けるのは問題ない。急いで敵側に私たちの強さを見せる必要はない」と、反対のコメントをしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年12月23日