前進が求められる中米関係

前進が求められる中米関係。 過去1年間の中米関係を振り返ると、協力が苦難を圧倒したと言えよう。中米関係に苦難をもたらそうとする者はまだいるが、その効果と影響は減退しており、本流は依然として協力だ。協力は両国に目に見え、手に触れることのできる利益をもたらした。これは両国の利益と世界の平和・発展の大勢に合致する…

タグ: 前進 中米関係  武器輸出 朝鮮

発信時間: 2010-12-28 13:58:24 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中米の全方位的で重層的な結びつきは複雑さと広範さを増している。ある1つの面で問題が生じたからといって、全面的な中断はあり得ない。だが同時に、このような「複雑な機械」は、小さなねじが1つ損傷しただけでも停止し、重大な損失を招く可能性もある。このため双方によるより入念な保護が求められる。

米国に必要なのは、中国側の核心的な利益や懸念を強く重視することだ。今すぐに米側に台湾への武器輸出問題の解決を期待するのはとても困難だが、今後米側にとって、内政圧力を周期的に緩和するこのような手法を継続するのは、恐らくどんどん難しくなるだろう。中米の上層部・中層部の交流はより多く、より密になり、両国と世界にとって、そこで取り上げられる議題の重要性も増していくからだ。この種の「周期的発作」のために中米関係が中断された場合のコストはさらに大きなものとなる。

中国は米国との関係において自信を強める必要がある。米国の「アジア回帰」の主たる目的は中国包囲ではなく、アジアの発展によるチャンスを逃さないことにある。アジアは全世界の成長を牽引するメインエンジンとなりつつあるからだ。米国はアジアの一部の国と中国との間に以前からある問題を利用して不和の種をまこうとしている。こららの国々を丸め込み、より巧妙に対立を利用するためだ。米国の「回帰」は中国の弱体化ではなく、逆に中国とアジア諸国との関係がより緊密化し、アジアへの中国の影響力が拡大していることを示している。

中米関係の発展、および世界の発展の中米両国への期待は、中米関係に「良くも悪くもない」という枠組みから抜け出すことを求めている。一言で言えば、中米関係には引き続き前進が必要なのだ。

「人民網日本語版」2010年12月28日

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