資料写真:中国の水陸両用戦車「05式水陸両棲突撃車」
18日付の英デイリー・メール紙の報道によれば、中国は昨年、秘密裏に空母建造プロジェクトを始動させ、人民解放軍海軍の初の空母は2015年に進水し、2020年には、中国は巨大な空母艦隊を築き上げる。
海上領域における自信を深めている中国
近頃、英国は空母艦隊を削減し、戦艦の数を25隻以上に保つことを宣言した。その数週間後、中国は国産空母の建造に向けて動き始めた。
報道によれば、中国は現役軍人160万人、世界一の規模を誇る陸軍力を擁し、現在では更に現役軍人25万人の海軍力を擁するようになっており、過去10年間には艦艇やハード面に巨額の資金を投入している。例えば、中国は海南島に秘密裏に海軍基地を建設しており、20隻にも及ぶ原子力潜水艦の収容が可能と思われる。
このような状況下で、中国は海上領域における自信を深めるようになっている。中国が派遣する駆逐艦、護衛艦、潜水艦は東太平洋海域にまで展開し、更には、中国海軍のパイロットによる空中給油等の複雑な任務のデモストレーションも行われている。
世界軍事強国への仲間入り
そして、英国初の新空母が進水を予定している1年後、即ち2015年には中国初の空母が進水し、2020年は、中国は現在の27隻の駆逐艦、52隻の護衛艦、66隻の潜水艦に加えて、巨大な空母艦隊を築き上げる。
中国の空母プロジェクトは中国の世界軍事強国への仲間入りを推進し、その時になれば、中国は太平洋上で優勢な米国海軍に挑み始める。